- ホルダー全長を短くしたのは何故ですか?
- 市販品ホルダーを販売した結果、実に80%以上のお客様がシャンクを切断して使用されていました。そこで製品材料と追加作業の無駄を省き、加工穴深さ3〜5Dに絞ったホルダーを製品化しました。
- ホルダーを短くした事により、他にどんなメリットがありますか?
- 耐ビビリ性に対して有効なことは勿論の事ですが、もともと充分な防振対策を施し製作された内径加工用ホルダーの為、ワークの加工深さが3〜5Dであれば、ホルダーのセッティング位置を加工に合わせて変更する必要がほとんどありません。
- ホルダーを内部給油式で標準化した理由は?
- ピンポイントで刃先にクーラント(切削油)を当てることにより、冷却効果が外部給油式に比べて格段に大きくなり、チップ寿命を大幅にのばし安定した加工を可能にする為です。
- 内部給油式のメリットは他にありますか?
- チップフレーキング性が大幅に向上する為、切れ味優先のチップブレーカーを選択しても切粉離れが良く、低抵抗でトラブルの少ない内径加工が可能になります。
- 取付けチップは80°ポジ菱形のみですか?
- 現在は80°ポジ菱形チップのみですが、今後シリーズを拡大し 60°三角チップや55°菱形チップを使用するホルダーの製作も検討していきます。
- 内部給油式ショートシャンクホルダーを使用するための取付け方法は?
- まずは現在御使用中の旋盤のメーカーさんに相談してみてください。
ターレット内に施設されたクーランント(給油)の経路や吐出位置など、メーカーや機種によっても異なるため、旋盤メーカーさんから適確なアドバイスがもらえると思います。
- 内部給油式のホルダーを使用するにあたって、何か便利なツールはありますか?
- 大手切削工具メーカーさんから、内部給油式切削工具のための専用スリーブが市販されています。貴社の設備に採用し専用のツールとして使用可能かどうか検討してみてください。弊社でも取り扱いしています。
- もっと簡単に体験できる方法はありますか?
- 弊社のショートシャンクホルダーの端末には、ワンタッチ継手や銅管用リング式継手が取付けられる様タップ加工がされています。
市販の上記継手を装着後にナイロンチューブや銅管を差込み、ホルダー付近のクーラント吐出口と接続して加工することが出来ます。
機械の運転は、ナイロンチューブや銅管とマシンとの干渉がないか、事前に十分チェックしてからおこなって下さい。
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